2024.02.08
理解しておくと安心!豚肉にしっかりと火を通すべき理由!
焼肉屋で食べる牛肉は、あまり焼き過ぎては美味しくありません。
もちろん、鮮度にこだわる焼肉屋であることが前提ですが、主に焼肉屋の牛肉はほど良い焼き加減が好まれます。
その流れで、豚トロや豚カルビなども生っぽい状態で食べようと考えている方もいますが、これには注意が必要です。
ここでは、豚肉を生で食べてはいけない理由について解説していきます。
ぜひ、こちらを守った上で安全に豚肉を焼いて食べましょう。
牛肉には、牛刺しや寿司などが存在しています。
もちろん、鮮度が良いこと、下処理が徹底されている上で提供されていますが、その影響からか豚肉も鮮度のよいものであれば生でイケる…と考えている方もいるようです。
しかし、豚肉の刺身などは聞いたことがありませんし、仮に焼肉屋でも豚肉を半生で食べてほしいと伝えられたら少し戸惑わないでしょうか。
中にはそういった食べ方を推奨する人もいるかもしれませんが、それは危険な行為ですし、食品衛生法で禁じられています。
その理由を下記で解説していきましょう。
豚肉は、そもそも食中毒菌と呼ばれるものが多く存在しています。
その中でもとくに危険と考えられているのが、E型肝炎ウイルスと有鉤条虫です。
E型肝炎ウイルスは、E型肝炎を引き起こす要因となるもので、肝炎を発症させる危険なウイルスです。
腹痛、食中毒などを引き起こす程度と考える方もいるかもしれませんが、それは間違いです。
最悪、劇症肝炎から肝機能不全などを引き起こす可能性があるなど、非常に危険なウイルスとして知られています。
また、有鉤条虫は寄生虫の一種として知られており、腸管から血流に乗って体内のあちこちに寄生する恐れがあるといわれているようです。
最悪、脳にまで寄生する可能性があるなど、こちらも命に関わる危険な寄生虫と考えていいでしょう。
豚肉はしっかりと中まで火を通すべきですが、それを聞くと牛肉も怖くなってくるかもしれません。
牛肉は、豚肉のようなウイルスや寄生虫が存在しておらず、鮮度がよく(ほかの細菌が入りこまない徹底した管理も含め)腸管由来の汚染もなく、徹底した下処理がなされていれば安心といわれています。
もちろん、だからといって100%安心ではありませんので、その焼肉屋などがどういった肉を使用しているか、処理はどうしているかなど、調べてみることをおすすめします。
豚肉だけは、鮮度がよかろうがブランドだろうが、しっかりと火を通して食べることです。
焼肉屋でも、牛肉と同じ要領で焼くのではなく、火を通した上で食すようにしてください。